2。日本武術の起源
日本武術の起源
日本の武術の起源は神話時代にまで遡り、日本最古の文献 「古事記」の「国譲りの編」でタケミカヅチノカミが使った武術が「手乞」(テゴイ)として記されています。
さらに時が経過し、二千年前の垂仁天皇の時代には、野見宿禰(のみのすくね)による脱臼と骨折をせしめる武術が日本書紀に記されております。それ以降武術は、相撲、柔術、拳法や殺法、忍術、足蹴(アシゲ)、白打(ハクダ)、組討(クミウチ)、など十数種類以上の名称で知られるようになりました。
日本の武術は、その発祥が神にまつわることから、高い精神性を持って表現する技と氣を通して神性に繋がり最大の効果を出す事を極意とします。このことから全ての日本武道は武士道に繋がる礼儀作法を通して精神性を高めるべく鍛錬が行われるのです。